チグニッタでは、1月11日より藤沢康人個展「old lights」を開催します。
薄闇に浮かぶキャンドル、コーヒーカップやホットケーキなど、日常のささい風景でありながら、独特の光をとらえる作画技法により、静かな空気感に満ち、鑑賞者に様々な物語を連想させます。関西では初個展となる藤沢康人の世界をお楽しみください。
<展覧会概要>
藤沢康人個展「old lights」
会場: チグニッタ (大阪市西区京町堀1-13-21 高木ビル1F奥)
期間:1月11日(土) -1月19日(日)
時間:13:00~19:00 入場無料、予約不要、会期中無休
ギャラリートーク:1月11日16時より
ステートメント
真っ白なキャンバスは、すでに様々な物の光が内包され、
乱反射でホワイトアウトした空間だと感じます。
私の制作は、眩しすぎる光の中を
サングラスごしに覗くことで、
そこに像が浮かんでくる事と同じ様に、
薄いフィルムを何枚も重ねていきゆっくり、
イメージを掘り出していきます。
投影されているのは記憶の中に蓄積された、
頭の中に浮かぶ曖昧なイメージ。
そんな何処かで留めた、意味を持たないイメージが、
誰かのイメージと共振して
静かに広がることを願って描いています。
藤沢康人
1979年香川県生まれ。2007年愛知県立芸術大学大学院油絵専攻を卒業。色の三原色(赤・青・黄)に近しい色の水彩絵具をコットンキャンバスに薄く塗り重ねる独特の手法で作品を描く。
芸術新潮 2022年3月号・4月号『山下裕二の新・今月の隠し球』に掲載。
1979年、香川県生まれ。
愛知県立芸術大学大学院油画専攻卒
[個展]
2023「白昼夢」不忍画廊(東京)
[グループ展]
2022「余白/考」Bunkamura Box Gallery(東京)
2021「無音の情景」不忍画廊(東京)
2020「SICF」スパイラル(東京)
2018「街と絵と。」江古田界隈(東京)
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