山田 茂 個展 bright lines 10月17日(金)~10月26日(日)
- 谷口 純弘
- 9月25日
- 読了時間: 3分
更新日:10月3日

チグニッタでは10月17日(金)より山田茂個展「bright linesを開催します。ニューヨークでアートを学び、現在は岡山で制作活動をする山田の作品は、禅の精神にインスパイアされ、作品とそれを取り巻く空間のなかに観る人を惹き込みます。様々な素材を用い、多彩な表現活動を行う作品シリーズの中でも、今回は「線」にフォーカスした作品をご覧いただきます。オープニングレセプションではギャラリートークに加え、作品に寄り添う音楽とともに空間を演出します。

<展覧会情報>
山田 茂 個展 「bright lines」
会場: チグニッタ (大阪市西区京町堀1-13-21 高木ビル1F奥)
期間:10月17日(金)~26日(日)
時間:13:00~19:00 入場無料、予約不要、会期中無休
オープニングレセプション:10月17日(金)19:00-22:00


「線」は、引っ掻かれ、刻まれ、そこに立ち上がる。
2001年秋、ニューヨーク近代美術館で見たジャコメッティの絵画。 幾重にも引かれ、消され、重ねられた線に、迷いと執念、祈りのようなものを感じた。 20年以上経った今でも、「線」は私の表現において特別な存在であり続けている。


山田茂の作品は物理的なオブジェクトであると同時に、その周囲の空気や光、壁面との距離、さらには鑑賞者との間に生まれる視線や気配といった要素を取り込みながら成立する。構成には侘び寂びの哲学が反映され、余白や静寂、余韻といった視覚化しにくい要素を造形的に扱う。制作においては、異なる素材の組み合わせは、コントラストやズレを生み、そこに偶然的な表情が立ち現れる。完全を目指すのではなく、あえて未完成の状態に留めることで、観る者の想像を促し、手作業による痕跡を積極的に残すことで、時間や身体性を作品に内在させている。

Shigeru YAMADA 山田 茂
1966年 岡山県生まれ。The Art Students League of New Yorkで学び、現在は岡山県に拠点をおいて制作活動をする。禅芸術にインスパイアされた作品は、閑寂さと共に凛とした空気感と奥深さが感じられる。国内外での個展のほかに、The Okura TOKYOなど、ホテル・マンションなどの建築空間のコミッションワーク製作。また、サンゲツ壁紙デザインアワード2017・2018と2年連続で大賞を受賞後、サンゲツの壁紙デザイン開発も手がける。

略歴
岡山生まれ
1988 初個展開催”CROSS”
1999 渡米
2000~2004 アート スチューデンツ リーグ オブ ニューヨーク 彫刻・ミクストメディアを学ぶ
2000~2004 ニューヨークのストリートで絵を売って生活
2005 スタジオを横浜に移す
2008 スタジオを岡山県玉野市に移す
Solo Show
2017 “新作展” at 岡アートギャラリー (岡山)
2022 “枯淡”(KOTAN) 駅東創庫Gallery (岡山)
2022 “完成しない仕事展” たまののミュージアム (岡山)
2024 “間”(ma) at Sans quoi (岡山)
受賞歴
2002 Nessa Cohen Memorial Grant
2017 サンゲツ Wallpaper Design Awards 大賞
2018 サンゲツ Wallpaper Design Awards 大賞
コミッションワーク
The Okra TOKYO 桃花林 (東京)
レフィール南麻布(東京)
デル・テクノロジーズ Otemachi Oneタワー (東京)
BRANZ 二子玉川 Terrace (東京)
名古屋マリオットアソシアホテル (名古屋)
Relax Resort Hotel (熱海)
Kitchenhouse (東京,神戸,岡山)
フレンチレストラン ペタル ドゥ サクラ (横浜)
スリーウエルネス(岡山)
後楽ホテル(岡山)
UNO Hotel (岡山)
麗晨山溜滴 台中 (台湾)
その他多数
アートフェア
2024 art IJ Contemporary Art Show (台湾)
2024 神戸アートマルシェ (神戸)
プロダクト
壁紙 2022-2025 FAITH 型番TH32881~TH32888 (サンゲツ)






コメント