高柳明さんはオンラインで知り合ったアーティストのひとり。出会ったのは10年以上前なのですが初めて見た時から彼の描くちいさな世界が、いつも僕の心の端っこに棲みつづけているのでした。
Chignittaをスタートするにあたり、10年ぶりに彼とお茶して話しました。会わなかった間にお子さんも誕生し、子育てをしながら、朝早く起きて、仕事に出かける前に毎日描く作品は、いつもやさしい名前をつけてもらい、インスタにアップされています。僕も朝目覚めると、スマホで彼の作品を観ることが大切な日課になっています。彼とメールやメッセンジャーでやり取りするのはいつも早朝なんですが「おはようございます」「いつも早起きですね」「そちらこそ」なんていうやりとりも愛おしいのです。インスタ以外に熱心な売り込み口上もなく、プロフィールくださいと言ってもあっさりした年表を送ってくるだけ。高柳さんの奥ゆかしさは、きっとネットプロモーションとかいうものとは程遠いのだけど、彼の絵をたくさんの人に届けたいとずっと思っていたので、このページで紹介できることをとても嬉しく思います。いつか彼の展覧会を大阪で開きたいと思っています。ピース。(キュレーション 谷口純弘)
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