
大阪にある活版工房「Echos Design & Letterpress(エコース)」とチグニッタとのコラボリミテッド(限定)プリント作品をBASEで5月31日まで販売中です。作品の端には作家直筆のエディションナンバーとサイン入り、作品証明書付きです。

【作品解説】「KAPPA!N’ART PLAYGROUND」大阪にある活版工房「Echos Design & Letterpress(エコース)」とチグニッタとのコラボ作品を紹介します。チグニッタがセレクションしたイラストレーター、グラフィック・デザイナー 7名が、Echosと打ち合わせを重ね、ウッドタイプ活字とアートを組み合わせたオリジナルのリミテッド(限定)プリント作品を制作しました。それぞれ限定作品。作品の端には作家直筆のエディションナンバーとサイン入り、作品証明書付きです。現在BASEで5月31日まで販売中です。
【素材・サイズ】
活版印刷各色限定プリントA3サイズ
29.7 cm × 42.0 cm
フレーム素材 スチール、アクリル
販売価格:¥14,300 税込 予約商品
発送予定:2022年6月6日 〜 2022年6月11日 別途送料がかかります。(2,000円税込)
【作品について】
作品は1枚いちまい作家が手刷りでプリントしています。そのため色むらや版ズレ、クリップ後などもございます。味わいとしてご理解のうえ、ご購入ください。

さくらいはじめ「N!RVANA」
“涅槃寂静”とは悟りの境地。理不尽で不安定な現世ではありますが、できることなら穏やかに過ごしたいものですね。想像していた40代とはいい意味でかけ離れた日々ですが、おじさん臭プンプンの “smells like 40’s spirit”!気づきと実りの多い人生に幸あれ。
【メッセージ】 活版印刷での本格的な作品づくりは以前から興味があり今回参加できたことでその奥深さに触れることが出来て、またアイデア次第ではまだまだ可能性を秘めた表現だと実感しました。”KAPPAN ’N’ ART”、これこそ古くて新しいアートなのではないでしょうか。

Handsome Design「SOUND」
ECM RECORDSのコンセプトに「沈黙の次に美しい音」というものがあります。 僕にとってそれは一体何だろうと。静寂の中、最初に聴こえてくるのは鳥のさえずりがいい。活版印刷らしく、たくさんの活字を使いながら、過去の何処かの知らない誰かがプリントした仕上がりをイメージしました。
【メッセージ】 活版印刷という枠組みの中、参加アーティストそれぞれのやり方を見ることが出来て、沢山の気づきや刺激があり、次回はこうしたい、ああしたいと思っています。大きく重量感のある活版印刷機の前に立つとタイムリープ出来ます。幼少の頃、消防車や電車にワクワクした事を思い出しました。想像以上に大変な作業でしたが心強いスタッフのサポートがあるので安心です。

寺田順三「PIECE OF PEACE」
活版は名刺やポストカードなどの小型グラフィックのイメージでしたが、A3まで作品作れるのは楽しかったです。また作りに行きます。実は今日も刷りに行ってきます。

ミヤザキコウヘイ「GARDEN」
今年の自主制作はGARDENをテーマに制作しています。 それぞれの庭。そこにあるやさしい時間を表現したいと思い制作しました。
【メッセージ】 活版印刷は自分の線画のタッチに適しているように感じました。 展示などの機会に今後も制作したいと思っています。

星谷モモ「Petunia」
ペチュニアの、”心のやすらぎ””楽しい時間”という花言葉から、どんなに嫌な事や悲しい事があっても、美味しいモノや好きなモノを食べて、今を楽しい時間(トキ)にしよう!という ポジティブな感情が伝われば良いなぁと思いで制作しました。
【メッセージ】
今回の企画を通して、初めて活版印刷に挑戦しましたが、一枚一枚手で印刷していく作業はとても楽しく、自分の作風になかなかマッチしていたのではないかと思いました。樹脂版を使ったとても細かい表現が、活版印刷で可能な事にもとても驚きました。紙の凹凸や、一枚一枚違うインクの掠れ具合、ちょっとしたズレまでもが、とても温かみを感じられて、手で造りあげるモノはやっぱりいいなぁ…と改めて思いました。

坂口拓「KISS AND HUG」
この2年余り世界中で人と人との直接的な接触を制限され、気軽に握手やハイタッチもできなくなりました。集まったり声を出したりすることへの渇望や衝動を、ボディコミュニケーションの言葉と線画に置き換えて作りました。1本の線が形を作りながら文字の上下を行ったり来たり重なる様子を表現しています。
【メッセージ】
せっかく木製の活字で組版をするのなら、普通に組まず今までに見たことのない手の込んだことをしてやろうと考えました。樹脂版だけを使えば簡単なことを、一刷り毎に活字をマスキングしながら印刷機のハンドルを回すこと数時間。手作業でしか味わうことのできない、手間ともどかしさとやってやった感を得ることができました。紙や版の手触り、インクの匂い、刷り上がりを見た時の高揚感をぜひ体験してほしいです。

Comments