チグニッタでは、日本画とストリートカルチャーをリミックスする新埜康平個展を開催します。
街中で見かけるイメージを伝統的な日本画の技法で描き出す新埜の作品は、画面の余白が等身大の風景に爽やかな空気感を纏わせます。90年代のストリートカルチャーに影響を受け、身近な美しさに焦点を当てる話題のアーティスト、新埜の大阪初個展です。
ギャラリートーク:9月21日(土)16:00-
オープニングパーティ:9月21日(土)17:00-20:00
DJ: WASSA, Emi, YO-SUKE,JAZ-T60
<展覧会概要>
新埜康平個展「Listen to the silence」
会場: チグニッタ (大阪市西区京町堀1-13-21 高木ビル1F奥)
期間:9月21日(土)~9月29日(日)
時間:13:00~19:00 入場無料、予約不要、会期中無休
VHSがDVDに変わる頃、ワゴンセールで買い漁ったレンタル落ちのVHSの中にあったガス・ヴァン・サントやテリー・ギリアム、ジム・ジャームッシュなどの90s映画の影響を受けた新埜の絵画空間は、映画やアニメのコンテのようにストーリー性があり、それは漫画の3コマ目のようなもので、その先や前にもシーンがあるかのように映し出されている。普遍的な日常を映画のワンシーンのように描き、画面の中にある枠は誰しも自然に行なっている記憶を切り取ると言う行為を漫画や絵コンテなどでみられるコマ割のように落とし込んでいる。
基本画材として日本画材の膠や和紙、胡粉などの顔料を使っている。膠や和紙、胡粉や顔料などは古典的な日本画の技法で古くから日本に伝わる伝統的な絵画表現であり、滲みやたらし込み技法などそれらの素材の特異性を使いながら映画やストリートカルチャーという影響を取り入れたモチーフをミックスさせ、日本画技法×ストリートの作品を作っている。
また支持体に厚みを持たせ立体作品としての性質を加えることで、ブラウン管テレビのようなイメージを伝達するBOXのようにしている。
東京の下町に育った新埜は街に多く見られたウォールアートやスケートボード、HIPHOPなどのストリートカルチャーに興味を持ち、単独で行ったL.Aでのストリートカルチャーの影響も受け、それらを街の色として認識してきた。街の壁に残された文字やアスファルトを滑る音、HIPHOPのサンプリングはその街の歴史や空気を伝える一つのサインであると考えている。
街や人という社会を構成するものに着目し、それらの視点をサンプリング(再構成)すると既存の製品や情景は明るい陽光が感じられるような、POPな色彩を放っている。そんな日々の生活に根差した等身大のモチーフで新たなイメージを作り出す作品を多く手がけている。
新埜 康平 (あらの こうへい)
東京生まれ。東京を拠点に活動し、展覧会などを中心に参加している。
ストリートカルチャーや映画の影響を受け、仮名の人物や情景、日々の生活に根差した等身大のイメージをモチーフに制作。余白やタギング(文字)の画面構成等、様々な絵画的要素を取り入れ、日本画×ストリートをテーマに制作。
Independent Tokyo 2023 小山 登美夫 賞。2023年 メタセコイア・キョウマチボリ・アートフェア2023 笹貫 淳子賞。第1回 Idemitsu Art Award(旧シェル美術賞)。入選 第39回 上野の森美術館大賞展 入選。第56回 神奈川県美術展 入選。
【展示】
2024年 個展[MESSAGEチャリティーアート展] ハラカド/BAB THE COFFEE BREW CLUB
2024年 [synchronicity] tagboat
2024年 [Silver 925] DDD ART
2024年 [Bunkamura Gallery Selection2024] Bunkamura Gallery
2024年 [Tgboat Art Fair2024] 都立産業貿易センター
2024年 [YOU FEEL] 渋谷駅前パブリックアート
2024年 [日本画×ストリートの世界] 大丸心斎橋 アールグロリューギャラリー
2024年 [scene4-Poems and Thoughts] JILL D’ART GALLERY
2024年 [ART MARKET TENNOZ 2024] 寺田倉庫 WHAT CAFE
2024年 [ART TAINAN 台南藝術博覽會 2024]SILKS PLACE TAINAN @台湾・台南
2024年 [オルクドール・サロンAOYAMA] 3rd MINAMI AOYAMA
2024年 [ART FUTURE 藝術未來 2024] GRAND HYATT TAIPEI@台湾・台北
2023年 [O.C.S.D.チャリティーアート展 2023] バーニーズニューヨーク銀座
2023年 [メタセコイア・キョウマチボリ・アートフェア 2023] 大阪フェア
2023年 個展 [Kohei Arano Solo Exhibition] 渋谷パルコ3LFTN apartment
2023年 [WHAT CAFE EXHIBITION vol.28] 寺田倉庫 WHAT CAFE
2023年 [MITATE] GOYO Gallery 旧KATSUMI YAMATO GALLERY
2023年 [EPIC PAINTERS Vol.11] the blank gallery
2022年 個展 [Kohei Arano Solo Exhibition] Gallery Andlinks81
2021年 [3331 ART FAIR] アーツ千代田3331
2021年 個展 [SILENT FILM] Gallery b.tokyo
2020年 個展 [暦-skit-]Art Space kimura ASK?P
他、グループ展多数参加
【受賞】
2023年 メタセコイア・キョウマチボリ・アートフェア2023 笹貫 淳子賞
2023年 Independent Tokyo 2023 小山 登美夫 賞
2023年 第3回 Artist New Gate ファイナリスト
2022年 第1回 Idemitsu Art Award(旧シェル美術賞)入選/国立新美術館
2022年 Independent Tokyo 2022 KATSUMI YAMAT0賞(現 GOYO GALLERY)
2021年 3331 ART FAIR コレクター・プライズ 授与
2021年 第56回 神奈川県美術展 入選/神奈川県民ホール
2021年 第17回 世界絵画大賞展ミューズ賞(協賛社賞)受賞/東京都美術館
2021年 第39回 上野の森美術館大賞展 入選/上野の森美術館
2020年 第16回 世界絵画大賞展サムトレーディング賞(協賛社賞)受賞/東京都美術館
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