OAC, breakfast, STRUGGLE FOR PRIDEなど数々のハードコアパンクバンドのドラマーとして知られる添田陽とハードコアパンクを愛する高木耕一郎との不定期な二人展Abyssを5年ぶりに東京BOOKMARCと大阪chignittaで開催します。
モノクロのインクやチャコールで描く躍動的で混沌とした添田のグルームな作品とカラフルな動物達が生きる高木の鮮やかで不思議な刺繍作品との対比をお楽しみください。Abyss展では添田と高木の共同制作された作品も多数展示されます
Koichiro Takagi
サンフランシスコのアートスクールを卒業後しばらくNYを拠点にして帰国。高木の作品はカトリック教会やファインアートからハードコア、スケートボード、マンガ、ぬいぐるみ、終末論などのカウンターカルチャーまで幅広い子供のころからの影響を色濃く反映しる、またペインティングから刺繍まで作風の幅も広い。 しかし幅の広い表現方法において一貫して言えるのは彼の作品はある種の居心地の悪さや矛盾を内包しており、モチーフに”人”がほとんど出てくることがないことである。モチーフの多くは動物や擬人化された動物たちであり、その表情は時にかわいく、時に牙をこちらに向けて鑑賞者を睨みつけている。 そこには動物を主人公にした作品だからこその匿名性と神秘性が内包され、親近感と違和感が混在する奇妙な居心地の悪さを生む。幅広い子供のころからの影響を色濃く反映していて、現在と過去、現実と幻想を歪めパッチワークすることで神秘的な世界を創造する。
Yo Soeda
73年東京生まれ。中学生よりスケートボードカルチャーの洗礼を受けのめり込むもスーサイダル テンデンシーズの影響からスラッシュメタルバンドを結成。高校卒業後シアトルに渡米し帰国後93年に高校時代の友人とハードコア バンドOACを結成、その後98年にBREAKf ASTとなる。同時期にevil schoolなどで複数のバンドでドラムを担当する。
2000年頃雑誌のライターとしても活動。主にウィールマガジンで書くが、他誌でマークゴンザレスやアーロンローズに会う機会が訪れた。アーロンに自分の絵を見てほしいと直訴したら、かるーい感じで「ユーZine作っちゃいなよ」と言われ友人で写真家の平野太呂と即席でZineを製作した。
製作当初は主にアクリル画がメインだったが、ペティボンがBREAKf ASTのジャケットをやってくれることになった際に逢いに行ったペティボンから「ユー墨で描いちゃいなよ」と使い古しの筆と墨汁を貰い受け今の画風となる。以来、中村譲治と黒緑lessというアートユニットを結成。no.12のグループ展をきっかけに全国で展示企画、Zineの発行など活動している。また絵を描くことと並行してstruggle for prideや新しくfugueなどのバンドをやっている。
<展覧会概要>
タイトル:Yo Soeda x Koichiro Takagi two person exhibition“ABYSS”
日程:2023年7月22日(土)ー30日(日)13:00-19:00 会期中無休
内容:添田陽、高木耕一郎作品、コラボ作品の展示販売
<オープニングレセプション&ギャラリートーク>
7月22日(土)17:00より、入場無料、予約不要
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