葛本康彰 / 澁谷俊彦 展【間】あわい 5月17日(土)-25(日)開催
- 谷口 純弘
- 4月16日
- 読了時間: 2分

チグニッタでは、5月17日(土)より葛本康彰、澁谷俊彦 展【間】(あわい)を開催します。
本展は、人間と、自然の動植物や現象との間(あわい)を巡る展覧会です。 展示される二人の作品は、作家自身が自然の環境下で採取あるいは制作した、植物によるオブジェや霜の結晶の痕跡による作品です。 その制作行為は、人の手を介さずとも循環している自然の営みに対する最小限の(しかし必要な)手わざであり、独自の「人為と自然のあわい」を形成するものでもあります。 それは作家の気配とともに本来あるべき人や自然の循環の軌跡をささやかにずらすような行為なのかもしれません。(あわい)という言葉とともに、自然の生命や現象の循環を垣間見、思いを馳せる鑑賞体験となることを願います。


<展覧会概要>
葛本康彰 / 澁谷俊彦 展【間】あわい
5月17日(土)-25(日)
会場: チグニッタ (大阪市西区京町堀1-13-21 高木ビル1F奥)
時間:13:00~19:00 入場無料、予約不要
オープニングレセプション・ギャラリートーク
5月17日(土)16:00

葛本康彰 Kudzumoto Yasuaki

1988年 奈良県生まれ。彫刻家。大学院在学中より京都市左京区にある北白川美術村のスタジオで制作を始める。私たちの傍らに当たり前のように存在している重力や気温、空気や水の循環などの自然現象と関わる独自の手法による作品制作や、里山での野外芸術企画の運営などの活動を行っている。
2021年度 平和堂財団芸術奨励賞受賞。


澁谷俊彦 Shibuya Toshihiko

1960年 北海道生まれ 。札幌を拠点に、場との共鳴を求める作品作りを行う環境芸術家。発表活動は香港、台北、バンコク、ニューヨーク、タンペレ(フィンランド)と海外にも及ぶ。代表作「Snow Pallet(2011~2025 )」は、イタリア、フランス、アメリカなどの数多くの海外メディアが取り上げている。2014年に「札幌文化奨励賞」、2017年には「北海道文化奨励賞」を受賞。2024年から関西での発表も多い。2025年冬 イタリア、在ミラノ日本領事館での「Snow Pallet」写真展の開催が予定されている。

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